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この記事では、中学生で習う基礎英文法編のパート1として主語と動詞について解説します。
英語を学ぶ上で、まずは中学レベルの基礎文法知識を備えることが重要です。
中学で習う基礎英文法編を学ぶことで、英語学習の基盤を整えましょう!
主語
英語の文法において、主語(subject)は文中で文の中心となる要素であり、文の中で何について述べられているかを示します。主語は名詞(noun)や代名詞(pronoun)で表され、文の構造と意味を形成する重要な要素です。
名詞
名詞は物事、人、場所、アイデアなど、あらゆる事柄やものの名前を表す品詞です。
例えば人の名前であれば Mike や John、場所の名前であれば Tokyo や New York など。
可算名詞と不可算名詞
名詞は数えられる名詞と数えられない名詞に分かれます。
数えられる名詞を可算名詞といい、数えられない名詞を不可算名詞と呼びます。
不可算名詞は抽象的で形のないイメージを持つ名詞が多く、可算名詞は具体的な形や単位があります。
可算名詞の例
dog(犬) / book(本)/ house(家)/ car(車)/ desk(机)etc…
不可算名詞の例
milk(牛乳) / water(水) / money(お金) / ice(氷) / anger (怒り)etc…
また、名詞が可算名詞である場合、その名詞は1つを表す単数形か、2つ以上を表す複数形か、必ずどちらかの形にする必要があります。
複数形の変形パターンはコチラ
変化パターン | 単数形 | 複数形 |
---|---|---|
語尾に s をつける | car | cars |
「ch, sh, s, ss, x, z」のの語尾には es を付ける | bus | buses |
「子音字+y」の語順には y を消して ies にする | city | cities |
「f/fe」の語尾には f/fe を消して ves にする | leaf | leaves |
不規則に変化する | child | children |
代名詞
代名詞とは、その名の通り名詞の代わりとなる品詞です。
例えば、John(名詞)でを代名詞にすると He(代名詞)、apple という名詞を代名詞で表すと it(それ)や this(これ)となります。
また、同じ名詞を何度も使うのを避けるためにも,代名詞が使われます。
例えば、次の文を考えてみましょう: John is a student. John is very smart.
この文では、”John” という名詞が繰り返し使われていますが、代名詞を使って簡潔に表現できます。
John is a student. He is very smart.
主格・所有格・目的格の代名詞
- 主格 ➡︎ 主語として使われる代名詞 例:Taro is happy. ➡︎ He is happy
- 目的格 ➡︎ 目的語として使われる代名詞 例:I love Taro. ➡︎ I love him.
- 所有格 ➡︎ 所有を表現する名詞を代名詞にしたもの 例 : Taro’s brother ➡︎ His brother
- 所有代名詞 ➡︎ 所有格+名詞の意味を1単語で持つ代名詞 例 : This desk is my desk.(所有格 + 名詞) ➡︎ This desk is mine.
代名詞の変化表
単数形 | |||
---|---|---|---|
主格 (〜は・が) | 所有格 (〜の) | 目的格 (〜に・を) | 所有代名詞 (〜のもの) |
I | my | me | mine |
you | your | you | yours |
he | his | him | his |
she | her | her | hers |
it | its | it | – |
複数形 | |||
---|---|---|---|
主格 (〜は・が) | 所有格 (〜の) | 目的格 (〜に・を) | 所有代名詞 (〜のもの) |
We | our | us | ours |
you | your | you | yours |
they | their | them | theirs |
be動詞
be動詞は「状態」「存在」と大きく分けて2つの意味を持つ動詞で、第1文型と第2文型を作成します。
第1文型を作るbe動詞
「いる、ある」という「存在」を示し、後ろに修飾語以外何も必要のないSV文型を作ります。
I | am | at the station. |
S「私は」 | V「いる」 | M「駅に」 |
He | is | in the library. |
S「彼は」 | V「いる」 | M「図書館に」 |
第1文型を作るbe動詞の例文はコチラ
My sister is in the kitchen.
(私の妹はキッチンにいます。)
He is in the room.
(彼はその部屋にいます。)
I am in the park in the morning.
(私は朝公園にいます。)
第2文型を作るbe動詞
SVC文型を作るbe動詞は、主語の状態、つまりSとイコールの関係が成立します。
I | am | a doctor. |
S「私は」 | V「です」 | C「医者」 |
He | is | interesting. |
S「彼は」 | V「です」 | C「面白い」 |
第2文型を作るbe動詞の例文はコチラ
She is happy.
(彼女は幸せです。)
They are tired.
(彼らは疲れています。)
It is sunny.
(晴れています。)
I am busy.
(私は忙しいです。)
一般動詞
一般動詞とは、be動詞以外の動詞すべてを指し、行動や状態を表現するための動詞です。これらの動詞は具体的な行為やアクションを示し、文や文章に動的な要素を導入します。
動作動詞
動作動詞とは、目に見える動作や変化を表す動詞 のことを指します。動作動詞は、動きが生じる動詞(動いている姿が想像できる動詞)のため進行形にすることができます。
動作動詞の例
go(食べる)/ listen(聞く)/ study(勉強する)/ play(遊ぶ・スポーツをする)/ read(読む)
動作動詞の例文はコチラ
I go to the park this weekend.
(私は今週末公園に行きます。)
I likes to listen to music.
(私は音楽を聴くのが好きです)
I study English.
(私は英語を勉強します。)
we play soccer in the park.
(私たちは公園でサッカーをします。)
状態動詞
一方、状態動詞は文字通り状態を表す動詞です。状態動詞は具体的に動きを表すことができないので進行形にはできません。
状態動詞の例
like(好む)/ know(知っている)/ understand(理解する)/ think(思う)/ believe(信じる)
動作動詞の例文はコチラ
I like pizza.
(私はピザが好きです。)
I know the answer.
(私はその答えを知っています。)
I understand the difficult problem.
(その難しい問題を理解した。)
I think it will rain tomorrow.
(明日は雨が降ると思います。)
自動詞と他動詞
自動詞は、「その動詞単体で存在でき意味が通る」動詞です。つまり目的語が不要な動詞です。例えば、go(行く) や live(住む)などはそれ単体で意味が通じ、目的語を必要としないので、他動詞となります。
自動詞の例文はコチラ:
一方、他動詞は「その動詞単体では存在できず動詞の対象とする目的語が必要」な動詞です。三人称単数
三人称単数
三人称単数とは、話し手(I)、相手(you)、またはそれ以外の人や物(he、she、it、we、you、they など)が単数形で表される文の主語(he, she, it, car, cup など)を指します。
そして、主語が三人称単数の場合は、一般動詞に s(es)を付けるルールがあります。
主語が三人称単数の場合の一般動詞の変化パターンはコチラ
変化パターン | 原型 | 変化後 |
---|---|---|
語尾に s を付ける | eat | eats |
語尾が「-s, -sh, -ch, -x, -o 」で終わる場合 es を付ける | wash | washes |
語尾が「子音+y」で終わる場合、y を i に変えて es を付ける | study | studies |
不規則変化 | have | has |
三人称単数の主語を使った例文はコチラ
He works in an office.
(彼はオフィスで働いています。)
She likes to read books.
(彼女は本を読むのが好きです。)
He fixes the computer issues..
(彼はコンピュータの問題を修理します。)
The cat sleeps on the windowsill.
(その猫は窓際で寝ています。)
John has a dog.
(ジョンは犬を飼っています。)